2008年8月31日日曜日

虎屋

和菓子のとらや。創業は、西暦1500年ごろという、有名老舗和菓子屋「虎屋」。現在は東京・赤坂が本店、羊羹で有名です。発祥は京都。皇室の御用を勤めてきたお菓子屋の一軒です。明治維新後、いろいろ迷いはあったものの、天皇家について東京に移ることを決断。ただ、京都店だけは別格扱いして今日に至っており、京都だけの限定季節商品を発売したりもしているそうです。皇室が明治維新で東京に移った時、三つあった皇室御用達の菓子匠のうち、「とらや」は皇室と共に東京に移り、松屋常盤と川端道喜は京都に残り、この両店は現在でも京都で盛業中。と、とらやのホームページでみました。
虎屋菓寮、四条店に寄ってみました。「宇治金時」。和三盆糖と、とらやオリジナルの宇治茶でつくる抹茶の蜜をかけたかき氷。小倉餡をたっぷりとしき、口解けのよい氷をふんわり、ただ小倉餡が若干多かったかな。

「抹茶グラッセ&和菓子」。和菓子は「水仙紅葉重」。かさねの色(平安貴族の衣装の色合せで、季節ごとに植物などの名称が付けられている)にちなんで付けられた菓銘です。黄・紅の染分餡を葛で包んだ、残暑厳しい中にも、やがてくる秋を思わせるお菓子です。

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